NOVAが倒産した日

  • 2015.11.30 Monday
  • 20:03
2007年の7月ごろ、NOVAに勤めている
友人から給料が遅れていると聞きました。
7、8月分の給与振り込みが1か月ずつ遅れていると。
9月分は遅れて支給されたものの、
10月分は支給されないまま
10月26日ついにNOVAは
会社更生法を申請し倒産しました。

途方にくれたのは講師たちでした。
給料は2ヶ月ほどでていません。
その上寮となっているマンションの大家さん
からは立ち退きを迫られたのです。

しかし、講師たちは大家さんとの直接契約はしていません。
寮費といって実際の賃貸家賃より高額な金額が
給料から引かれていたからです。
その上、国に収めるべき講師たちの税金や、雇用保険料
などの預かり金は支払われていません。

外国人講師の一部が加入する労働組合「ゼネラルユニオン」では、
アパートの契約はNOVAと不動産管理会社とで行われていて、
講師たちは給料から寮費を払っているのだから、
そのまま住むことが出来るという法律になっていました。

迷惑を受けたのは、大家さん側も同じです。
NOVAからはスクールの家賃、寮として契約していた
マンションの家賃も支払われていません。

負債総額は439億円。
全国に約900の教室を展開し、
生徒数は約41万8000人
生徒から預かった前払金は、255億円
900店舗の駅前の家賃、
スタッフ、4400人分の講師の給料、
講師の寮としての家賃、
これらの金額を使い込んだというか、
盗んで倒産?

12月24日の寒い日、友人である講師たちは、
寮だったマンションの管理会社から
立退きを命じられます。
今月中に出て行ってくれ!
その日はクリスマスイブでした。

外国人労働組合「ゼネラルユニオン」の弁護士と私は、
南行徳の駅前にある、不動産会社に行きました。
「お願いします!
せめてもう少し待ってください。」

今、アパートを追い出されたらどこに行けばいいのでしょう。
日本に一人で来て身寄りもない講師たちがほとんどです。

多くの講師はクリスマス前ということもあり、
そのまま帰ってしまいましたが、給料や雇用保険などを
貰っていないため帰れない講師たちも沢山いました。
イギリス・オーストラリアの大使館は渡航費用を
援助してくれたりしました。

大家さん自身も被害者であるのです。
恐らく家賃はもらえないでしょう。
それなのに交渉した結果、
なんと来年の1月15日まで置いてもらえる
ことになったのです。

何よりのクリスマスプレゼント
日本にはこうした、傘地蔵のような人がいます。
南行徳駅前の不動産屋さんの社長!
本当にありがとうございました。

NOVAの倒産は海外でも大きく報道されました。
アメリカやカナダ、オーストラリアの
職安での一番大きな求人はNOVAでした。

年が明けて、国は雇用保険と未払い給料を払ってくれ、
それを手にほとんどのNOVA講師は帰っていってしまいました。
この街行徳からは100人以上がいなくなりました。

それにしても、本当に世界中に迷惑をかけて
倒産した会社NOVA
あれからもう8年です。
それでもいつも12月が来ると
あの寒かった冬を思いだすクリスマス
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