ロンドン警視庁はスコットランドヤードという

  • 2017.04.24 Monday
  • 11:30

シャーロックなどのイギリス映画を観ていると出てくるロンドンの警視庁Metropolitan Police Service(MPS)

これをスコットランドヤードというのだが、どうしてイギリス、ロンドンなのにスコットランドの庭?というのか?

それは、ロンドン警視庁本部の初代庁舎が置かれていた場所に由来する。
初代庁舎はロンドン、ウエストミンスター地区のホワイトホール・プレイス4番地(4 Whitehall Place)で、スコットランドの王家の敷地内に建てられた。
その庁舎の北側にある通りは、グレート・スコットランド・ヤード(Great Scotland Yard)という名前だった。
その後ロンドン警視庁本部は移転しているが、常に愛称のように「スコットランドヤード」と呼ばれている。

日本の警視庁を桜田門というのと同じ。

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イギリス人による「トレインスポッティング2」をもっと楽しむ方法

  • 2017.04.19 Wednesday
  • 12:33

トレインスポッティング2を観てきた。本当に面白かった。

しかし、すべての外国人にも同じことが言えるだろうか?

答えはNOである。

イギリスの映画は時に観客が背景を理解しているものとして描かれているものが多いからだ。

 

トレインスポッティングが放映されたのは1996年だが、内容からすれば80年代〜90年頃だ。

80年代といえば、サッチャー政権の経済政策で福祉国家の縮小、新自由主義に基づき、大規模な産業を民営化した。
資本主義社会により富裕層はよりリッチに、弱者は切り捨てられる。
失業率は1983年には11%台まで悪化する。

連日ニュースは、労働組合のストライキで政府との暴力抗争を伝え死者も多数出た。
そのはけ口から、(スコットランドの医療費は無料だった)若者はドラッグに走るという悪循環。

フットボールでは最も危険なフーリガンの全盛期である。

 

4人の出身はエジンバラ・リースという湾岸エリア

リースは元々ヨーロッパの貿易港として有名で、特にウイスキーやワインを貯蔵していた栄光の時代もあった。

しかし港町特有の外の影響を受け、アイルランドのカソリック移民が住み着いて、過疎化をさらに悪化させていく。

その地元でできたフットボールクラブハイバーニアンHibernianFC(通称ヒブス)はカトリック移民によって設立された最初のクラブである。今ではスコットランド2部のチームだが、80年代はスコティッシュ・プレミアリーグであった。

全盛期のヒブスはフーリガンでも有名で、フーリガンとは言わず「ヒブス・カジュアルズ」といった。

今では、カトリック教会の色は薄く、宗教的理由より、地域的な地元を応援するファンが多い。

彼らの子供時代のヒーローは、北アイルランド出身のジョージ・ベストであり、マンチェスタ・ユナイテッドに所属していた彼の赤のユニフォームを着て、またヒブスFCのグリーンのユニフォームを着て全盛期時代のビデオを観ることが至福の時であった。ジョージ・ベストは1シーズンヒブスにも所属していた。

 

あれから20年

あの時の若者はどう変わったのか?が「トレインスポッティング2」だ。

エジンバラにも外国人労働者がやってきて住み着いたり、街が以前より発展している。

ネタバレになるのであらすじはDVDで見てほしいけど、

 

1のテーマは、あの時代を背景にした若者の姿。

2のテーマは、次のゼネレーションから観た自分たちの姿。(子供からの目、若い世代や外国人)

 

映画の映像背景のカラーを効果的に使っている。

レッドがドラッグ使用時とデンジャーなシーン

グリーンがドラッグを使っていない時、ヒーリングタイム

そしてブルーが変わるとき 変化だ。

 

地元のパブはフットボールと同じようにプロテスタントのパブ、カトリックのパブがある。

パブは、演奏、劇、クイズ、ビンゴなどエンターテイメントな催し物があり、名誉革命のポスターが張られていることからプロテスタントってわかるんだ。(1690年にプロテスタントのウイリアム3世とカトリックのジェームス2世の革命でプロテスタントが勝利するという歴史。この革命によりイギリスのカトリックの再確立の可能性が完全に潰されることになる。)

(♬No more Catholic left♪)

 

そしてこの映画最大の皮肉でもありテーマでもある「Choose life」

Choose Lifeとは政府の「アンチ:ドラッグ・キャンペーン」のタイトルである。

人生を選べだと?!?はぁ???

はたして、80年代のイギリス政府のキャンペーンは若者に何を残したのか?


人生を選べ。Facebook、Twitter、Instagramを選べ。誰かがどこかで自分の投稿を気をかけていると期待しろ。 昔の恋人を見つけ、あの時こうすればよかったと願い、そしてその歴史が繰り返すのを見ることを選べ。 未来を選べ。リアリティーショー、尻軽女を辱めるサイトや、リベンジポルノを選び投稿しろ。 ブラック会社勤務で、片道2時間の通勤を選べ。そして恐ろしいことに子供にも同じことを選び、自家製の危険ドラッグでどんだけ飲んだかわからない量飲んで苦痛を抑えろ。 それから……深呼吸をしろ。お前は中毒だから、溺れろ。ただ何か他のものに溺れろ。愛する人を選べ。未来を選べ。人生を選べ。

 

Choose Facebook, Twitter, Instagram and hope that someone, somewhere cares Choose looking up old flames, wishing you’d done it all differently And choose watching history repeat itself Choose your future Choose reality TV, slut shaming, revenge porn Choose a zero hour contract, a two hour journey to work And choose the same for your kids, only worse, and smother the pain with an unknown dose of an unknown drug made in somebody’s kitchen And then… take a deep breath You’re an addict, so be addicted Just be addicted to something else Choose the ones you love Choose your future Choose life

 

注釈)slut shamingとは、尻軽女や、ふしだらな女をののしるサイトのこと。写真付きでこの女は私の夫を寝取った!とかその内容が書き込まれているサイト。

revenge pornは別れた元恋人に対して性的な画像をインターネットで配信すること。

 

もう一つ、この映画の最大の楽しみ方は音楽だ。

レコードに針を落とせば、懐かしい時代、悪友の顔が浮かぶ。

「Lust For Life」はイギーポップの作品で、彼はデビッドボウイの友人だ。

もう一度音楽を聴きながら鑑賞すると、また別の楽しみ方ができること間違いないよ!

 

最後にトレインスポッティングの直接的な意味は、鉄道マニアのことで、彼らがオタクなことからオタクの代名詞となる。

一説によると、リースには当時もう使われなくなった鉄道の車庫があり、そこにドラックをキメに行くマニアをそう呼んだそうだが定かではない。

 

 

イギリス人はサポートするフットボール(サッカー)チームを選べない!

  • 2017.04.10 Monday
  • 19:56

大抵の場合、日本人がイギリス人に「私はチェルシーのファンです」「マンチェスターユナイテッドのサポーターです」と言えば「Why?」「どうして?」と聞かれる。

 

イギリスでは、イギリス人がどこどこのサポーターだ!といってなぜ?と聞かれることはまずない。

何故なら、理由なんかなくサポートするチームは生れた時から、いや生まれる前から決まっている。

お父さんも、お祖父ちゃんも、曾じいさんもそのクラブのサポーターだったというのが普通だからだ。

生れた時のプレゼントは、男の子なら必ずクラブのベビー用のウエアやスカーフである。

 

物心ついたころには、祖父や父に連れられて、スタジアム入りを果たす。

日曜日のパブはファミリーや子供もOKだから、地元のサポーターご用達のパブでフットボール観戦する。

そのクラブを応援する以外の選択肢はないと言っても等しい。

そのリーグが例えプレミアリーグではなく2部、3部、4部リーグであってもだ。

 

地元の学校へ行けば当然地元チームのサポーターしかいない。

毎週月曜日は、週末の試合の話でもちきりだ。

そうやって完全なサポーターとなっていくのだ。

 

私の友人で、マンチェスタユナイテッドのサポーターでマンチェスタからリバプールへ転向したやつがいる。

彼の話によると、学校の50人がリバプールサポーター、50人がエバートンサポーター、7人がフットボールにまったく興味のないやつ、4人がどこかのサポーター、たった一人がマンチェスタユナイテッドのサポーターだった。

マンチェスタユナイテッドというのが問題で、リバプールとマンチェスタユナイテッドは犬猿の仲であり。

それこそ生まれた時から憎むように教育されているから始末に悪い。

試合の翌日は本当にいじめられたという。

 

そう、自分のフットボールのチームをサポートするというのは、死活問題なのだ。

そしてクラスメイト全員を敵に回しても、サポートするチームは変えられない。

それは運命であり、クラブチームは運命共同体なのだ。

 

日本人はよくサポートチームを変える。

知り合いの日本人は去年までマンチェスタユナイテッドのファンだったのに、今年はレスターファンになっていた。

それこそ、「なぜ?」と聞いてみると、前は香川がいたからで、今は岡崎がいるからだそうだ。

 

ちなみに、うちの祖父はアーセナルの前のスタジアムだったハイベリースタジアムに毎週通っていた。

そんなわけでうちの家族は運命のアーセナルサポーターなのだ。

成績が良くても悪くても、一生自分のクラブチームと共にである。

 

 

 

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イギリス人は4月でも暖かい日はすぐにTシャツになるは本当か?

  • 2017.04.05 Wednesday
  • 14:40

本当です。

今日はとても暖かく桜が美しく咲いている。
とはいえまだ4月の初旬だと日本でTシャツで歩いている人はほとんどいない。
しかしこんな日はイギリス人は決まって半袖、Tシャツで歩いている。
ロンドンの年間の最高気温の平均は14,4℃、最低気温は7,5℃
これがスコットランドのグラスゴーになれば、年間平均最高気温は11,7℃、年間平均最低気温は4,8℃
非常に寒い日も少ないが、非常に暑い日もない。

問題なのは曇の日や雨が多く、日照時間が非常に少ないこと。
だから少しでも天気が良く暖かい日はすぐに嬉しがって、短パンやTシャツ、さらには調子に乗って上半身裸で日光浴を楽しむ。
ロンドンの公園では、昼休みにサラリーマンやビジネスマンが裸で日光浴をする姿が多く見られる。

本日の東京は20℃
イギリスの平均気温より高い今日なら当然Tシャツでしょ!

 

ディナーパーティーの席順

  • 2017.04.03 Monday
  • 20:04

イギリスの上流階級でのディナーパーティーでの席順はカップルで招待されたのにもかかわらず、あえて席は隣同士になることはない。

上流階級では、社交の場では普段話すことのない相手と出来るだけ話をしなくてはいけないと考える。
もちろん、パーティーの席順のあるシートは必ず男女が交互に座るようになっている。

今は上流階級ではなくても、例えば結婚式やかしこまったドレスコードのあるディナーパーティーでは、ホストが細心の気を使って誰と誰を隣同士にするかと悩み席順を決める。

このように夫婦で隣同士になっていないディナーパーティーに夫婦で招待されたら、出来るだけ隣の人や初対面の人と話をすることを心がけなければならない。

「ダウントンアビー」というドラマの中でも席順に悩むホストの場面が登場します。

 

 

2017年 イギリスサマータイム始まる

  • 2017.03.31 Friday
  • 17:27

いよいよ今週からイングランドプレミアリーグは夏時間でのLIVE となる。

2017年のイギリスのサマータイムスタートは3月26日(日)から終了10月29日(日)まで、フットボールのLIVE放映時間が1時間繰り上がるのだ。

明日4月1日(土)のリバプールVSエバートンは12:30なので、日本時間はゴールデンタイムの8:30pmキックオフとなる。

ちなみに同じ州(エリア)のフットボールチーム同士の試合をダービーといい、特にリバプールとエバートンの試合をマージーサイドダービーといって街中が赤と青のユニフォームで盛り上がる。

 

パブでもリバプールファン御用達のパブ、エバートン御用達のパブと別れている。ツーリストでも赤のユニフォームで青のパブに入らないように気を付けなければならない。

プレミアリーグはシーズンも終盤になってきたので、4月は貴重な夏時間でのアリーゲームが楽しめる。

 

 

 

 

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日本のカレーはイギリス発

  • 2016.08.02 Tuesday
  • 11:31

日本人もイギリス人もカレーが大好き。

万国共通のカレーだけど、実は日本のカレーのルーツはインドではなくてイギリスなんだよね。

もちろん大元はインドなんだけど、でもインドのカレーとは程遠い。

肉がごろごろ、人参やじゃがいもが入ったカレーは実はイギリスがルーツなのだ。

 

インドにはカレーという名前の料理はなく、ダルとかコルマとかサーグという名前になっている。
ただ食事やおかず、主食などのことをカリといい、それがイギリスでカリーと呼ばれるようになった。

 

植民地時代イギリスでインドのカレーが紹介されて、瞬く間に有名になった。
当時イギリスではこの香辛料の扱いに慣れていなかったためにC&Bという会社が

「C&Bカレーパウダー」というカリーミックスなるものを売り出した。

 

イギリスではサンデーローストといって日曜日の昼に家族皆集まってローストビーフを焼いて食べる習慣がある。
そのローストビーフの肉があまった後、カレーにすれば肉を飽きることなく2度味わえるのである。

もう一つのイギリスの伝統料理ビーフシチューもこのカレーパウダーを加えれば別の味で楽しむことができる。
料理方法自体は非常に似通っているため、すぐにヒットしたのだと思う。


日本に来たカレーライスは実はイギリス海軍の食糧だったビーフシチューカレーが日本海軍に伝わったのではないかと言われてる。

日本のカレーは非常にイギリスのカレーに似ている。
なぜなら本場インドのカレーにはジャガイモやニンジンがごろごろ入ったりはしない。
それはイギリスのビーフシチューの中身と同じであることから、日本のカレーの発祥地はイギリスなのだと言われているんだよね。

 

だからイギリス人も日本人もカレーが大好きなのだ。
ローストビーフ、フィッシュアンドチップス、コテージパイ、そしてカレーは今やUKパブの定番料理にもなっている。

 

それにもう一つ最近はターメリック(うこん)が肝臓にいいということはわかっていたが、最近は記憶力を高める効果があることが
動物実験でもわかっている。

それはインドにアルツハイマー患者が少ないことに注目され、食生活をしらべたところ、ターメリックに、加齢などによる脳の神経細胞の損傷を防ぐ働きがあることを確認したらしい。

アルツハイマー病など脳疾患の予防などに役立つ成果として注目されている。


身体にも頭にもいいカレーは万国共通の最も愛される料理といわれる理由の一つかもしれない♪

幻のイギリス代表サッカーチーム

  • 2016.08.01 Monday
  • 08:06

前回イギリスは連合王国だという話をしました。

 

ワールドカップやユーロー大会といったサッカーの大会は

FIFA という国際サッカー連盟(Federation of International Football Association)

が主催しています。

そこではUKは1つの国ではなく、

イングランド、ウエールズ、スコットランド、北アイルランドと

別々に出場していいます。

サッカー発祥の地であるイングランドではFIFA国際サッカー連盟(1904)

ができる40年以上も前から独自のフットボール協会(FA)があったのです。

 

イングランド、スコットランド、アイルランドはそれぞれ別の国でした。
そのためワールドカップなどでは、別々の国として出場しています。

そして、どの国との対戦よりも一番盛り上がるのです。

 

しかし、ロンドンオリンピックの時、ホスト国として初めて「イギリス代表」を結成し、

男女ともベスト8まで進んだのです。

ベッカムがプレゼンテーターをしたので覚えていると思います。

 

だがこれは幻の「グレートブリテンチーム」で、リオでは再結成されませんでした。

よってイギリスはオリンピックのサッカーで「イギリス代表」としてに出場することは

もう二度とないのかもしれません。
 

ユニオンジャックができるまで

  • 2016.07.31 Sunday
  • 17:59

今日はイギリスの国旗ユニオンジャックについてお話します。

ユニオンジャックはカラフルで、クールで可愛いとグッズやTシャツなどの

デザインとしても人気があります。

ユニオンジャックというのは、海軍の国旗という意味合いが強いので、

国内ではユニオンフラッグと言われることが多いのですが、

世界ではユニオンジャックという愛称のほうが知られています。

 

「グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国」という正式名称のイギリスですが、

元は、ウエールズ、イングランド、スコットランド、アイルランドという別々の国でした。

そこにそれぞれの人種が暮らしていたわけです。
イングランドは早い時期にウエールズと合併し(1536年)、
次にスコットランドと(1707年)合併します。それがグレートブリテン王国です。


さらにアイルランドと合併(1800年連合法)し、

グレートブリテン及びアイルランド連合王国となったのです。
その後アイルランドが独立し、北アイルランドだけがUKに残る形になりました。

そして今のユニオンフラッグになったのです。

 

ユニオンジャック

 

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イギリスとは?

  • 2016.07.30 Saturday
  • 17:26

久しぶりです。しばらくお休みしている間に、イギリスがEUから離脱、

フットボールのユーロー大会では、

イングランドが早々に離脱して世間を騒がせていました。

 

先日イギリスがEUを離脱した日に、日本で一番検索数の多かったWordが

「イギリスとは?」だったそうです。

イギリスという単語は日本でしか使われていない日本語ですが、

ではイギリス本国では何というでしょうか?
 

それは「グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国」
英語での正式名称は

United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland
こんな長い名前を呼ぶのは英国民としても大変なので、

略してUKまたはグレートブリテンと呼びます。
それではイギリスという名称は、どこから来たのでしょう。

恐らく、江戸時代にポルトガル語のイギリス人を指す単語イングレスが、

「エゲリス」という名で日本語になったのではといわれています。

 

さて、そのEUを離脱してしまった本国イギリスでは、

検索件数が一番多かったのは「EU離脱の意味は?」でしたが、

なんと2位は「EUって何?」でした。

みんなそもそも意味が分かっていないのでした。

 

今後の動きに注目したいです。
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