イギリスらしさ、アメリカらしさ

  • 2023.06.10 Saturday
  • 11:08

イギリスとアメリカって実は全然違います。

「日本人と中国人は一緒だよね?」って言われると、「全然違うよ!」というのと同じ

見た目だけではわからないイギリスらしさ、アメリカらしさというものがある。

Alright!?Hi ya?とあいさつするのがイギリス。
What’ up? というのがアメリカ。

Thanks!の代わりに
Cheers!を使うイギリス。
イギリスとアメリカって遠い親戚みたいなそんな関係。

伝統を重んじたポロ、フットボール(サッカー)、クリケット、ラグビーが好きなイギリス。
独自のスポーツに改良したベースボールや、バスケットアメリカン・フットボールが好きなアメリカ。

古いもの、アンティークで歴史のあるものが好きなイギリス。
近代的で、トレンディーで、派手でゴージャスなものが好きなアメリカ。

マナーやエチケットを重視し、他人の干渉を好まないイギリス
個人を尊重し、自分の意志や主張がはっきりしているのがアメリカ

 

積極的に自分をアピールしたり自慢したりするのがアメリカ

もしアピールするならジョークで謙遜しながら自慢にならないようにするのがイギリス

今でも階級制度があるのがイギリス
階級制度を嫌い、自由でお金主義なアメリカ

芸術性にこだわり、地味な暗い映画を好むイギリス
お金をかけたおバカなエンターテイメントな映画を好むアメリカ

いつも冷静で、大げさな感情表現をしたら完全に浮いてしまうのがイギリスで
声が大きくオーバーなジェスチャーや表現を好んでするのがアメリカ

じゃあね!
Cheers!っていうのがイギリスで
See ya!っていうのがアメリカ

 

初対面の人とはナーバスで、話しかけるきっかけやジョークを模索するのがイギリスで

知らない人にも気軽に話しかけるのがアメリカ

 

イギリス人と日本人は謙虚なところ、他人とは一定の距離を保つところがとてもよく似ています。



 

 

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英国病とは?

  • 2023.03.04 Saturday
  • 13:24

18世紀半ばから19世紀にかけて産業革命をいち早く起こしたイギリスは、世界有数の債権国家となります。
蒸気機関の開発により、蒸気船や鉄道の発明による交通革命を起こし近代化の幕開けとなります。

世界史逍遥: 第23章 綿織物とパックスブリタニカ

そして1948年には社会保障制度を制定、ゆりかごから墓場まで(from the cradle to the grave)のスローガンで福祉大国になり、政府が文字通り、生まれた時から死ぬまで面倒を見てくれたんです。

出産、医療費、教育費、失業手当は次の仕事が見つかるまで永遠に。
仕事がないまま年を取ったら、こんどは年金に移行し一生仕事をしなくても生活できる人たちがたくさん出てきて、仕事意欲を失くしてしまうというものでした。


映画「トレインスポッティング」にも出てきますが、
国の健康保険で無料でドラックを手に入れ、失業保険で遊んで暮らしている若者達が、一応仕事を探しているふりをします。(そうでないと失業手当がもらえません)

一応面接試験はいかなくてはならないのでお決まりのスーツで行くと友人たちから、
「そんな立派な恰好で行ったら面接に受かっちまうぞ!」と言われてしまう。
そこで、わざと面接で頭がおかしいと思われる発言をして、見事不合格をもらうのです。

冗談ではなくそれが「イギリス病」(英国病 British disease)です。

つまり国民が高福祉に依存して、生産意欲や労働意欲を失くすことです。

住宅ローンを組んだ後、会社が倒産したら政府は失業手当と住宅ローンを払ってくれます。
今でもこの制度はあります。

石炭、電力、ガス、鉄鋼、鉄道、運輸などの国営化政策は経営改善努力をしなくなっていき、製品の品質が劣化していきます。
労働者や公共サービス、病院、学校、バス、電車は賃金値上げのストばかり。

だから乗客の迷惑などお構いなしにしょっちゅうストで電車はストップします。

これらの結果、イギリスは国際競争力を失っていき、輸出が減り、輸入が増加して国際収支は悪化していくんです。

その時、このままで行ったら社会主義国になってしまうと立ち上がったのが、鉄の女サッチャーです。
非情にも国営化の炭鉱を閉鎖し、失業者が溢れました。
税金を払ったものにだけ、選挙権を与えようとしました。
その結果景気は少し上向きましたが。

その後2001年、ブレア政権は「イギリス病克服宣言」を出しました。

しかし、2013年にサッチャー氏が亡くなった時に、お祝いの歌がヒットしたほど国民には嫌われたのです。

映画「リトルダンサー」、「ブラス!」、「フルモンティー」、「パレードへようこそ」は、この時代を反映した作品であり、イギリスの歴史や文化を理解する上で興味深い映画です。
機会があったら是非観てください。

 

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イギリスやオーストラリアのお金の数え方

  • 2023.03.02 Thursday
  • 11:35

イギリスやオーストラリアでは品物を買って
お釣りの計算をするときカウントアップ法で計算します。つまり足し算です。

例えば860円の品物を買って
1000円札を出します。
日本では1000−860=140
という引き算をします。

イギリスやオーストラリアではコインを1枚ずつ出して、置いていくか、
指で小指から折って数えます。
例えば、
10円を出して870
また10円を出して880
また10円をだして890
また10円を出して900
これで40円

あと1000円まで100円ですから
40+100=140と数えます。

つまり860円に幾ら足すと1000円になるかと考えます。

そのため1000円に60円を出すと
計算がわからなくなってしまい嫌がられるのです。
コインを出すと変な顔をされて返されてしまいます。

日本では、初めから細かいお金を出すと思って親切に待ってくれます。
私が日本に来たばかりのころ、お札を出すとお店のおばちゃんが、手に握っているコインを無理やり取ったのですごくびっくりしたものです。
小銭をうまく数えられない外国人のため親切に取ってくれたのでしょう。

だから欧米人のポケットには買い物のたびにコインがドンドンたまって行くのです。
それが嫌なためにクレジットカードが流行ったのかもしれません。

日本人は引き算で計算が早い上に、コインをうまく使い切っています。
だからまだまだ、カード社会ではないのかもというのは私の勝手な想像です。

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